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■新幹線にデッドセクション?
2011/06/19
6月18日20時半頃。私は東北新幹線「はやて138号」の車中の人でした。

この時間ですから、ウトウト、うつらうつら・・・していたところ、福島を少し過ぎたあたりでしょうか、車内の照明が一斉に消えました。

寝易いように消してくれた・・・訳はないよな。

デッドセクションだろ。

新幹線にもデッドセクションあるんだな。

今まで気づかなかったけど。

    ・・・

おい、待て、新幹線にデッドセクションはないだろ。

(デッドセクションはあるのかも知れませんが、少なくとも営業列車の車内灯が消えるようなことは無いはず)

これこそが、子供の頃にコロタン文庫やケイブンシャの本で読んで、知識としては知っていた、

地震波キャッチ → 送電停止 → 非常ブレーキ、ってやつでした。

簡単に言えば、P波を捉えた時点で、新幹線の架線への送電を故意に停止し、停電させます。新幹線の車輌は、架線が停電すると非常ブレーキがかかるようになっているので、S波が到達する前に列車を停められる(かも知れない)という仕組みです。

ですから、新聞でよく「地震で新幹線が停電し」と書かれているのは、誤解を招きかねません。多くの場合は、非常ブレーキをかけさせるために停電「させている」が正しいです。

非常ブレーキといっても、しばしば在来線で車掌弁が引かれるのとは全く違って、とても滑らかでショック無く、スーッと停まりました (距離は相当走ってしまっているが)。駅に停車するときのように段階的にブレーキをかけていくのではなく、減速度が一定なので、ブレーキがかけられている感じがあまりしません。

車内灯が消えてから、時間にして1分くらいでしょうか、やっと停まった場所は・・・夜とは言え街灯の一つも見えないと思ったら、トンネルの中でした。うっ、まぁ、、、、出火さえしなければ大丈夫でしょう、きっと。

#でも万一、煙が立ちこめてきたら、躊躇せずにドアコックを引くぞと自らに言い聞かせ・・・

結局、5分ほどで送電が再開され、列車も動き始めました。やれやれ。


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デゴイチよく走る!
DB 鹿 宿