このページは携帯用に最適化されています。
パソコン用のページはこちら
■早雲山→強羅→小田原→帰宅
2008/07/24
早雲山(そううんざん)からは箱根登山ケーブルカーです。ただし山を下りる方向になります。ここのケーブルカーの特徴は途中駅があること。それも4つ。起終点駅を含めれば6つの駅があります。よくある「つるべ式」のケーブルカーですから、中間の交換地点を中心として距離的に対照に駅が配置されています。片方の車両が麓から2番目の駅に停車しているときは、もう片方の車両は頂上側から2番目の駅に停車しているという具合です。

たいした距離でもなく(全線で1.2km)、途中駅の必要性に疑問を持っていましたが、結構、途中での乗り降りがあって納得。たまたまケーブルカーという形になっているだけで、位置づけとしては路面電車っぽいですね。



強羅(ごうら)からは箱根登山鉄道です。これも下山する方向。当然、乗るのは初めてです。かねがね噂で聞いていたとおり、勾配もさることながらカーブのきつさに驚きです。極小半径でSカーブがつづく区間もあり、その凄まじさは、もはや路面電車の比ではありません。今さら実現しまいでしょうし、必要性もないでしょうが、こういう線路選定が許されるなら、早雲山(そううんざん)まで線路を引けたんじゃないかと思います。いよいよ雨が本降りになってきました。

途中、三箇所でスイッチバックがあり、その都度、電車の進行方向が変わります。強羅では一番前に乗ったはずが、電車の終点・箱根湯本(はこねゆもと)に着くときには最後尾になっていました。さきほどは「勾配もさることながら」などと軽く流してしまいましたが、このスイッチバックの駅・信号場を発車するときには、坂を上る線路・下る線路が同じ方向に出て行くわけです。駅では両者水平になっているのに、駅を過ぎた途端にいきなり高低差が付きます。まさに一瞬。



箱根湯本に着くと、向かいにVSEが停車中。状況次第では帰りも特急で、とも思っていましたが、往年の小田原-(急行)-代々木上原-千代田線コースを採ることにします。これだと実はもう、金町まで階段昇降ゼロ、つまり乗換はすべてホームtoホームで済みます。実際には小田原で蕎麦(今度はよく確かめました)を食べたり、切符の都合で代々木上原で改札を出入りしましたが。

さて、箱根湯本から小田原までは普電。路線はまだ箱根登山鉄道ですが、車両は小田急です。というか、2008年3月から小田急車しか走らなくなりました(線路幅の関係で、物理的にも小田急車しか走れません)。タッチの差で三線軌(車庫の関係で一区間だけ残っているようですが)や、風祭のドアコック扱いが体験できなかったのが残念です。

ここで少し、思い出話。
小田急といえば「いつ乗っても混んでいる」というイメージがあります。「途中で座れるだろう」などという甘い期待はことごとく裏切られ、小田原で座れなければ代々木上原まで立ちっぱなしです。かつて箱根湯本始発の急行は乗車率が微妙で、小田原で列の先頭に並んでいれば座れるが、後方では座れません。

初めから小田原始発の急行に的を絞っていればいいのですが、二兎を追って「湯本急行に座れなかったら始発に」なんて考えていると、結局どちらにも座れずに1本待ちすることになるなど、なかなかストレスの多い駅でした。まあ1時間半を我慢すれば、代々木上原からの千代田線は必ず座れるわけですから、末期には急行に座ることなど諦めてとにかく先発列車に乗ってましたね。

時代は変わり。
箱根湯本始発の急行はなくなり、すべて小田原始発。しかも乗った列車は座席が埋まらずに発車しました。そうか、昔6両、今10両。この差は大きい。うつらうつらしつつも観察していたら、本厚木で立ち客発生、代々木上原着時点では、いつもの混雑ぶりでした。相変わらずですね。

ともあれ2日間の突発休暇は、それなりに満喫できました。急なプランニングだったにもかかわらず、すべてがスムーズ。特に交通機関に関しては、事前に調べなくてはいけない部分と、行き当たりバッタリで良い部分との区別が、いまだに身に付いているようで。

次はどこに行こうか・・・


2008/08/07 FAX付き電話機を新調
■2008/07/24 早雲山→強羅→小田原→帰宅
2008/07/23 桃源台→早雲山

デゴイチよく走る!
DB 鹿 宿