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■FAX付き電話機を新調
2008/08/07
またFAX付き電話機が壊れました。症状は「FAXを送信できない」。それ以外の機能は使えるようなのですが、そういえば1ヶ月位前から、受話器を触っていないのに「カチカチ」と音がして接触不良の嫌いもありました。本格的に壊れるのも時間の問題でしょうし、電話・FAXが使えないと日々に多大な支障が出ますから、ここは買い替えることに。

冒頭で「また」と書いたのは、以前にも、やはり受話器の接触不良から始まり騙し騙し使っていたところ、ときの雷による一時停電で完全に逝ってしまわれたことがあったのです。このときは知人から中古のFAX付き電話機を譲り受け、まさに今日まで使っていたわけですが、奇しくも同じメーカーで、形もそっくり。ほぼ同時期に登場した製品だったのでしょう。当然、操作方法も似ているので、これはありがたいと思ったものでしたが・・・歴史は繰り返す。

私はメーカーやブランドには大してこだわりませんが、「受話器の接触不良」という同じ症状が2機も続くと、少なくとも今回、そのメーカー製は敬遠してみようと思うわけです。メーカー名は伏せますがね。

その他、買うに当たっての必須条件は、
 ・FAXは感熱紙を使用するタイプであること
 ・子機があること(内線通話・転送が多いため)
 ・ナンバーディスプレイ対応(今はほとんど対応しているらしいので意識しなくて良い?)

となりますが、いろいろ見ていくと感熱紙を使うタイプが非常に少なくなっていることに気付きます。めったにFAXを受信しないなら大した問題ではないでしょうが、うちでは頻繁に受信するため、普通紙ではランニングコストが問題になります。「紙」というよりインクリボンが高いんですな。

そういえば「ペーパーレスFAX」なんてものを聞いた気もするので調べてみると、ありました、電話機のディスプレイ画面で、メモリー受信したFAXの内容を見られるようになっていて、要らない内容なら削除、要るならプリントアウト。う〜ん、FAX-DM対策にはなりますが、結局プリントするのか。電話機のディスプレイ画面だけで見るのならプリントしなくてもいいことになりますが、ビジネス的利用を想定した場合に、いかにも小さそうな画面で見るだけでは、これはちょっと仕事になりません。しかも電話機のある場所でしかFAXの内容を見ることができないのですから、これはダメ。

それでは理想のペーパーレスとは何かを考えて見ると・・・受信したFAXを画像化してパソコンに転送できることですね。そんな機種あるのかしらんと思ったら、ありました。まぁ私の頭ですぐ思いつく程度のことですから、メーカーさんはとっくの昔に思いついているわけで。しかしラインナップは少なく、比較検討する余地もなく、自ずと1機種に絞られました。これ↓

[画像]
NEC 普通紙FAX(子機1台) ネットワークスピークス SP-NA540-LS[画像]

特徴はLANに組み込めること。他のパソコンのブラウザから http://192.168.x.x/ にアクセスすると、受信したFAXの内容を見たり消したりできるわけです(つまり電話機本体に、簡易型httpサーバーが内蔵されている)。しかも普通のJPEGやTIFF形式で表示されるので、パソコンに保存したければ右クリック→保存でOK。どうしてもプリントアウトしたければ、パソコンに繋いでいるインクジェットプリンタなどで出力すればよろしい。インクリボンより遥かに安上がりです。

もう一つ、受信したFAXをPDFに自動変換して、指定のメールアドレスに送る機能もあります。これだと、外出先からもFAXの内容を確認することができます。(この機能を使わなくても、ルーターの設定次第では、 http://192.168.x.x/ に相当する画面に外部から直接アクセスできそうですけどね)

電話帳の作成もLAN経由でできます。皆さんも経験ある通り、電話機本体で電話帳登録するのはどの機種でも面倒で、一度登録してしまえば以後は楽なことはわかっているのに、結局登録せずに毎回10〜11ケタのボタンを押しているわけですが、この機種では心配無用。特にエクセルなどで独自に住所録を作って管理している人ならば、コピペだけで電話帳登録が完了です。

本当は、パソコンで作成した文書を直接、FAXで送信することもできれば文句無しなのですが、こうした機能はないようです。もっともこれは電話機に頼らずともFAXモデムがあればできることで、そういえば電話回線をISDN化するまではそんなこともしていました(懐かしい)。今や電話回線は普通のアナログに戻っていますから、今度、時間があるときにFAXモデムを探して試してみようかと思います。

というか、電話機を買い替えた主たる理由「FAXを送信できなくなった」ってのは、FAXモデムがあれば、なんとか解決できたことだったと、今さら気付く由(手書き原稿ならスキャナーで読みとって送信)。まぁ他にも不具合が出始めていたので、買い替え時であったことには違いありませんが。かつてISDN化の際に、FAXモデムなんてもう二度と使う必要がないと思って、その後ADSLになってもFAXモデムの存在をすっかり忘れていました。そう「FAXモデム」であって、インターネットをするためにプロバイダに接続するだけのものではなかったんです。やっと気付いた・・・

ついでに一般家庭向けには、留守録内容をパソコンでも聴く機能があれば、もっと利便性は高いと思いますが、うちの場合は留守電系の機能はほとんど不要なので、良しとします。こうした点から見ると、どちらかというとビジネス向けの製品なんでしょうかね。ともあれ、受信FAXのペーパーレス化がめでたく完了。

この電話機、一応インクリボン+普通紙でプリントアウトする機能もあります。でも、うちにやってきたこの個体は、それらの機能は一度も使わないまま、生涯を終えるんだろうなあ。


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