パソコンといってもサーバー用途で使っているマシンの置き換え用で、丸々新しく買うのではなく、中身だけを一新しようというものです。
ガワ (外観、ケース) などは性能にあまり関係ありませんので (厳密にはケース内の通気性・排熱などに甲乙はある)、そのまま流用します。
■
興味の無い方は遠慮なく読み飛ばしてください。
私もパソコンそのものに興味があるわけではないのですが、メンテやトラブルに否が応でも対処していくうちに、そこそこの知識は付いてきたかなというところです。
何かで読んだ話で、稀少動物を飼育していると、その餌となる生物のことまで詳しくなる、みたいな。
「デゴイチよく走る!」を配信しているwebサーバー、メールサーバーのほか、データベース用、ファイル置き場用などなど複数台が常時稼働しており、思い返せばかれこれ10年くらい使っているマシンもあります。
数年ごとに、スペア機を活用しながら1台ずつ玉突きで掃除やハードディスクの換装等をしているのですが、一部でどうもマザーボードの不調が疑われるようになってきました。
よくよく調べてみると、メモリの規格的に一世代前のマザーボードを使っているマシンが2台あり、まさにそれらがビンゴで不調。当然その2台は、1、2を争う古さなわけです。
10年近くの間、昼夜問わず電源入れっぱなしな訳ですから、ガタも来る頃でしょう。
1台は3月中に更新完了しており、その時に玉突きで余剰となったマシンを活用してもう1台を更新した際の記録になります。
■
マザーボードが不調なら、それを交換すればいいんじゃないの? と思うでしょうが、実はそう単純な話でもありません。
マザーボードと、パソコンの“脳”である CPU とは密接な関係があって、汎用性があまり無いんですね。
10年前の規格のマザーボードはもはや新品では存在せず、かといって中古を中古で置き換えても仕方ありませんから、じゃあ最新のマザーボードを買うとなると、多くの場合で CPU は流用できないため共に交換が必要になります。
マザーボードは 12,000〜15,000円も出せば、なかなかのものが買えますが、CPUが高い (ピンキリではあるが)。
3月に更新したマシンは、他のマシンの補助的な役割を担っており「無くても何とかなる」ような立ち位置だったので (実際、末期の1週間くらいはエラー頻発のため止めていた)、CPUも17,000円くらいのでお茶を濁したものの、今回は・・・。
巨大なデータベースをひたすら構築し続けるマシンのため、おそらく一番負荷がかかり酷使されている1台です。
そんなものに、よくも古いマシンをあてがっていたなと今さらながらに思うほど。
■
17,000円のCPUでも、置き換え予定の現行マシンよりは若干性能がいいのですけど、あくまで若干です。
少しグレードの高いものに一度は決めながら在庫切れだったりして紆余曲折の末、思い切ってさらにお高い Core i7 9700K にしました。
我がサーバー群の中では史上最高性能の CPU です (世の中にはもっと上位性能の CPU もありますが、値段高すぎ)。