熱海(あたみ)からは10:00ちょうどの快速「アクティー」。このまま乗っていけば昼前には東京に着いてしまいますが、次の湯河原で降りて大迂回の始まりです。それにしても(今回は全く関係ないですが)「アクティー」ってあんなに停車駅が多かったっけ?
湯河原(ゆがわら)からは箱根登山バスで元箱根へ向かいます。10:15発。予想してはいましたが、いろは坂よろしく、なかなかの山道です。海抜ゼロに近い湯河原から、いっきに海抜1,000メートル(車内放送による)を超えて行きます。駅付近では3人ほどの短区間利用者がいたものの、市街を抜けると貸し切りです。時間帯にもよるのでしょうが、私たちが乗っていなければ延々と空気だけを運んでいたことになりますね。もっとも、箱根フリーパスなので収益には関係ないでしょうけど。
沿道には紫陽花が多く見られます。ヘアピンカーブが連続するも、路線バスだから安心して乗っていられますが、慣れない他県の観光バスなどはヒヤヒヤもんでしょう。それにしても雲行きが怪しいです。ガスで下界が見えません。終点の元箱根はやや下がって海抜700メートル台。
元箱根(もとはこね)からは芦ノ湖遊覧船です。11:30発、「海賊船」の愛称です。そこそこ乗客がいます。
はじめのうちはデッキ(甲板)にたむろっていた人たちも、雨が降ってくるやいなや、みな、船室になだれ込んでいきます。私もご多分に漏れず。桃源台までは30分。