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ミト座 in 庭坂
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■1990-6-20(水) 庭坂-赤岩 485系「つばさ」


■1990-6-20(水) 庭坂-赤岩 EF71+50系 下り普通列車
EF71とED78の見分け方は、側面フィルターの数。これが7個ならEF71、6個ならED78です。もちろん車長とか中間台車とか色々と違いはありますが、私にはお手上げ。フィルターの数だけが頼りです


■1990-6-20(水) 庭坂-赤岩 485系「つばさ」9連。上野発着便かと思いましたが、調べてみると時間が合わないので福島便のようです

半ば衝動的に出撃を決めた板谷峠でしたが、当時10代の私にとっては未知の領域。そもそも、東北本線など蓮田までしか乗ったことがありません (なにゆえ蓮田なのかは説明するまでもないと思いますが)。

過去の鉄道雑誌を片っ端からひっくり返し、板谷峠の情報を徹底的に洗います。4駅連続のスイッチバックは知っていても、それらの駅の順序すら暗唱できない知識レベルは脱しておかなければいけません。


手にした切符は「福島・会津磐梯ミニ周遊券」。東京〜庭坂 (福島〜庭坂は別払い) を単純に1往復乗っただけですが、自由周遊区間の奥の方まで行くなら、それだけで普通乗車券の往復より安くなるケースはよくありました。

お目当ての列車が板谷峠を通過するのは午後ですので、慌てる必要もありません。上野から普通列車に乗り、途中「おお、ここが黒磯か」と感動も交えながら、在来線を乗り継いで福島へ。そして奥羽本線に乗り換える前に、駅事務室に寄ってみます。

そう、今回は鉄道ダイヤ情報の記載内容だけを頼りに出掛けて来たため、ウラを取ることを怠ってはいけません。雑誌を疑うわけではありませんが、誌面〆切後の変更や中止はどうしても出てきますし、そうなった時に不利益を被るのは、他ならぬ自分です。また、お目当ての列車が走る/走らないだけでなく、ダイヤの乱れ等を確認する意味もあります。

「福島まで来て “ウヤ” だと分かっても 手遅れじゃん」と思うかも知れませんが、来ない列車をいつまでも線路端で待ちぼうける、という状況が回避できるだけでも御の字です。ウヤだと分かれば目的を切り替えて、おそらく“乗り鉄”で板谷峠を堪能したことだろうと思います。


■福島・会津磐梯ミニ周遊券

さて、福島駅ホーム外れの駅事務室へ。恐縮しつつ「今日の夕方、奥羽線で○○という臨時列車はありますか」と訊ねると、駅員は壁に掛かっている黒板だったかホワイトボードだったかを見やり「ある」との返事。

丁寧に時刻まで教えていただき、例によって「どっから来た? 峠で撮るのか? 気をつけて」などと話が続きます。お礼かたがた、それまで何となくモヤモヤしていた不安は一気に吹き飛び、晴れた気持ちで奥羽本線の普通列車に乗り込みました。

本当は客車列車に乗りたかったのですが、接続の都合上、庭坂行の区間列車で455系。


庭坂で下車して、しばし。

雑誌で見た、庭坂の大カーブを見下ろす小高い丘に辿り着きました。すでに何人かの鉄がいましたが、徒歩鉄は自分だけっぽい。

改軌済みの旧下り線にはモーターカーがウロチョロしていて、見ている分には楽しいのですが、絶好のシャッターポイントでしばらく停まったりするなど、要らぬスリルまで提供してくれました。

一時は小雨がぱらついたものの、何とか持ち直し・・・そして、役者はやってきた。


■1990-6-20(水) 庭坂-赤岩 (8412列車) EF71+81系 “ミト座”

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デゴイチよく走る!
DB 鹿 宿