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江戸 オクシナ回送

昔のネガを見ていると「こんなのを撮っていたんだ」と思うことがよくあります。

そのほとんどは「こんなのを撮っていたんだ。スゴイぞ>当時の自分」
と自画自賛したくなるようなものが多いのですが、なかには
「こんなのを撮っていたんだ。は? なんで?」というものもあります。

今回ご紹介するのは後者のタイプで・・・した。


■1990-6-26(火) 蕨 回4541列車 EF651113+江戸 (シナ座)



鉄道ダイヤ情報1990年7月号 「ジョイフルトレイン運転予定表」 (クリックで拡大)


列車番号 回4541 でお分かりの通り、尾久→品川間の定期回送列車、通称“オクシナ回送”で輸送される、品川運転所のお座敷客車「江戸」です。

オクシナ回送は、たまにヘンな車輌がくっついたりして面白く、なかなか侮れない存在なのですが、しかし火曜日ごときに「江戸」を撮りに来るほどのものでもありません。

ネガの前後のコマを見る限り、本命列車が別にあって、そのオマケで撮影した・・・という訳でもなさそうで、回4541 の撮影がメインのようです。

お昼の“シナオク回送 (品川→尾久)”の牽引機がEF58とか、赤いEF65だと、その目撃情報が回ってきて午後に出撃したりすることはあるものの、この日はいわゆる普通のEF65PFです。


そういうわけで、この日、回4541 を撮影しに行った意図が分からず、スキャン・アップしかねていたのですが、このほど全貌 (というほどのものでありませんが) が判明しました。



鉄道ダイヤ情報1990年7月号 「ジョイフルトレイン運転予定表」 (クリックで拡大)

鉄道ダイヤ情報の「江戸」の欄だけを見ていたのではダメで、同じ品川運転所の欧風客車「サロンエクスプレス東京」の欄と見比べることで、答えが弾き出されました。

そう、6月26日のオクシナ回送は、両者がダブっているのです。

「こんなの、どっちかが変更になってるんじゃないの?」
と諦めるなかれ、両者合わせても13輌 (機関車を入れて14輌) ですから併結運転が可能。実際にジョイフルx2本を併結して同時輸送される例は、しばしば見られました。

撮影場所も“長編成対応”の蕨駅を選んでいますから、この日の私は「2本併結」を狙いに行ったわけです。


とはいえ、理由は知りませんが、やはり「どっちかが変更になっていました」。
残念。

関係ないですが、6月25日の板谷峠が盛り上がってますね。

2013.6.9 (終)


デゴイチよく走る!
DB 鹿 宿