■1990年1〜2月頃 新小岩操方向行き EF65506 例の無動次機付きの列車
■1990年1〜2月頃 金町方向行き EF81+ふれあいみちのく(=盛岡のお座敷客車) EF81はたぶん前日の58号機
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ひとつ豆知識。
新小岩操-金町間の所要時間は一律11分で設定されています。金町に停車しようがしまいが同じです(新小岩操を通過する列車はないと思います)。全線単線で交換できる場所もありませんから、同じ方向の列車が続く場合でも最低11分の列車間隔が必要なはずで、実際に国鉄時代は閉塞が空くのを待ちかねるような11分間隔の続行がよくありました。
ところがJRになってからの或る日、団臨が入ってくるのはいいのですが定期の貨物と7分程度の間隔しかないのです。当然、貨物に時変がかかっているのか(とは言え今までに、定期列車に時変をかけて臨時列車を入れた例は新金線ではほとんどないため、変だなとは思いつつ。2つの支社に跨る路線ですからなおさら)と思いきや、本当に7分間隔でやってきてタマげたことがあります。そして次のダイヤ改正では、定期の貨物同士で7分程度の続行が設定され、実は新金線は1閉塞ではなくなったらしいことに気が付きました。
よくカメラを構えていた水戸街道(国道6号)踏切のすぐ南側の地点では、金町の場内信号機の現示が見えるほか、反対方向にも(新小岩操方面に行く列車に対する)信号機が見えます。新小岩操の場内信号機にしては、まだ距離がありすぎると思うので、これが閉塞信号機なんでしょう。一説では水戸街道踏切の無人化→自動制御の関係で、新たに閉塞を区切った(追加した)もので、その副産物として列車間隔が詰められるようになったようです。
7分間隔の続行に私がタマげたときは、たぶん水戸街道踏切の無人化工事をした直後で、動作試験を兼ねて意図的に7分差で臨客のスジを引いたんでしょうね。確証はありませんが、このページの一番上「ふれあいみちのく」のときが、そうだったのだと思います。(終)