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車輌は50系客車を改造の上、専用機にEF6019を抜擢、ともに派手な「アメリカン塗装」となりました。
貴重なEF6019に「なんてことをしてくれたんだ」と憤慨する声もありましたが、アメリカントレインの運転終了後は「やすらぎ色」に戻されています。
人を乗せないなら回送列車で良さそうなものですが、回送というのはあくまで鉄道会社側の都合でカラ運転するものですので、クライアントの希望に沿って運転するアメトレでは相応の運賃・料金を算出する必要から、荷物列車 (それも急行扱い) として設定されたと言われています。
当時はまだ、千葉方面で電車による荷物列車は残っていたものの、思わぬ形での「急行荷物列車」の復活となり、その言葉の懐かしい響きに一時の興奮を覚えたものでした。もっとも国鉄時代の荷物列車とは、ずいぶんと様相が異なりますがね。
アメリカントレインについて詳しくは⇒Wikipedia
■1989-5-30(火) 横浜 EF6019
■1989-5-30(火) 新子安 荷9818列車 (後追い) EF6019
■1989-5-30(火) 新子安 荷9818列車 (後追い) EF5861
■1989-5-31(水) 新子安 荷9818列車 (後追い) EF5861
ダイヤ上の列車種別は 臨急荷。荷物列車は国鉄時代によく撮影したものの、よもやJRになってから臨時荷物列車が設定されるとは。
当時の鉄道ダイヤ情報をひっくり返してみても、この横浜に関しては予定の記載がないのですが、誌 (学校の隣の図書館で閲覧していたため購入はしておらず、手元にありません) に情報が出ていたのかも知れません、私は2日間とも撮影に行っています。
たまたま何時間も8番線が空いているダイヤだったのか、一部の定期列車を変更して捻出したのかは知りませんが、いずれにせよ天下の横浜駅に2日間も停めっぱなしには出来ませんので、両日とも午前中に品川から大船経由で回送・・・ではありませんが列車を持ってきて、展示時間終了後にまた品川へ戻す形が採られました。
機関車は、品川方にEF6019、大船方にEF5861のプッシュプル編成。1年間に渡り全国を巡回したアメトレでも、EF5861と手を組んだのは、この2日間だけだったと思います。
なにしろ、EF6019というアメトレ専用機が用意されているわけですから、直流区間では他の機関車が出る幕はないと思われていましたが、客車列車ゆえ機回しの問題が災いし、プッシュプルの片棒としてEF5861が駆り出されたわけです。
もっとも、EF5861先頭となる午前中の列車は手も足も出ませんでした。まさか試験をサボるわけにはいきませんから・・・
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デゴイチよく走る!
掲 草 予 時 写 昔 DB 鹿 宿