青函トンネルと瀬戸大橋。悲願の「四島 陸続き」がやっと現実のものとなりました。
青函トンネル開通に伴う昭和63.3.13ダイヤ改正では、それまで上野-青森間の運転だった「ゆうづる(常磐線経由)」2往復と「はくつる(東北本線経由)」1往復を建て替え延長する形で、上野-札幌間を直通するブルートレイン「北斗星」3往復が誕生しました(うち1往復は当初は季節列車)。
■1988-1-9(土) 上野 EF8117「ゆうづる3号」 17番線で発車待ち
常磐線の沿線住民としてはこれから毎日、学校帰りに「北斗星」を撮るのが日課になりそうだとニヤニヤしていたところが、運転時刻のさらに詳細が発表されてみると、ありゃ? 大宮とか宇都宮の時刻が載っている。ということは
え?
東北本線経由デスカ?
EF81なのに?
今でこそEF81は東北本線でも珍しくない存在になりましたが、当時は一部の貨物や臨時列車以外では見ることがなく、あったとしても黒磯を車上切替で通過することはありませんでした。ですので、牽引機がEF81である点、また夜行列車は東北本線よりも常磐線経由が多かった伝統から、「北斗星」も当然のように常磐線経由だと思い込んで疑わなかったわけです。このときばかりはヘコみましたね。
特に刺激されたのが、鉄道ファン誌に写真が掲載されていたEF8181「ゆうづる」と、EF8195「ゆうづる」の上野駅での並び。これはもう改正までの残り僅かな期間では見られないであろう「あり得ないギャグ」としても、2本ある「ゆうづる」のうち1本は季節列車であり、こちらはダイヤ改正を待たずして運転が終了してしまうため、とにかく2本の「ゆうづる」が並んでいるところだけでもカメラに収めたい、という思いがありました。
一方でEF8181の運用情報も、アンテナを高くして「万一」に備えてはいました。「95号機の運用は調べなくていいの?」というツッコミがありそうですが、私は81号機の方が好きだったのと、95号機の運用は多くの鉄が知っていることなので、意識しなくとも自然に耳に入ってくるということもありました。
出撃は都合3回。いずれも翌日のことを考えたのでしょう、土曜日の夜か、祝日の前夜に出かけているのは、さすが学生であることを自覚した、せめてもの良心でしょうか。
機関車は、17号機と18号機という若番の連番。奇しくも17号機が17番線に、18号機が18番線に収まっているのは面白いですね。
■1988-1-9(土) 上野 EF8117「ゆうづる3号」と、EF8118「ゆうづる5号」
3号は季節列車だったはずで、2本の「ゆうづる」が並ぶのは、3号の運転日に限られました
■1988-1-9(土) 上野 EF8117「ゆうづる3号」と、EF8118「ゆうづる5号」
■1988-1-9(土) 上野 EF8118「ゆうづる5号」 18番線で発車待ち。3号は一足先に発車していきました
1.2.3.4
デゴイチよく走る!
掲 草 予 時 写 昔 DB 鹿 宿