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EF上越号 EF55


■1986-8-28(木) 岩本-沼田(第五鉄橋) 735M 普電 115系


■1986-8-28(木) 岩本-沼田(第五鉄橋) 9731列車 「EF上越号」 EF551 + EF641001

1986年8月28日(木)、再び「EF上越号」です。

8月25〜29日の計5日間運転された「EF上越号」のうち、ムーミンこと EF551が登板した唯一の日。これは外せません。


事前の情報では、高崎〜水上間が EF551の単独牽引、水上〜越後湯沢 (回送で石打) 間が EF551 + EF64-1000の重連牽引ということでした。

そこで往路は水上以南で EF551単独を撮影し、復路は水上以北で重連を撮影することとしました。

まずは岩本〜沼田間の第五鉄橋。南北方向に走る上越線を北へ向かう下り列車は基本的に逆光となる中、順光気味に撮れる数少ない場所の一つです。

構図的には、他にもっと撮りようがあっただろうという気もしますが・・・かくしてムーミンはやってきました。


初めて見るムーミンに感動しながら撤収していると、適当に散って撮影していた同行の知人2人が戻って来るや、口を揃えて「あのロクヨンは何だ」と。

ロクヨン? EF64か? それが何だって?

聞けば、次位にEF64が付いていたのだという。私は全く気付かない“平和者”でしたが、知人らの口調からして本当らしい。実際、後日に現像したネガには、EF64がしっかりと写っています。

う〜ん、“現業機関”からいただいた回答には、水上以南は EF551の単機牽引と書いてあったんだがなぁ。このときの次位は EF641001で、当時はまだ普通の青塗装でした。


■1986-8-28(木) 渋川-敷島(第一鉄橋) 746M 普電 115系


■1986-8-28(木) 渋川-敷島(第一鉄橋) 748M 普電 165系


■1986-8-28(木) 渋川-敷島(第一鉄橋) 752M 普電 115系


■1986-8-28(木) 渋川-敷島(第一鉄橋) 2010M 特急「新特急谷川6号」 185系x7


■1986-8-28(木) 渋川-敷島(第一鉄橋) 754M 普電 115系


■1986-8-28(木) 渋川-敷島(第一鉄橋) 9734列車 「EF上越号」 EF551 + EF641001

よく考えれば、水上で補機を連結するとなると、前補機という形で本務機の前に付いてしまうのが普通。つまり EF64が先頭、EF551が次位になってしまいます。

もっとも、その辺はうまくやってくれるだろうと、深く考えていませんでしたが、水上の停車時間はさほど長くなかったように記憶しており、EF64を次位に“挟み込む”ような作業は不可能といえば不可能です。

沼田だったか、どこかで国鉄の方と雑談になった際に、やはり
「皆と同じように初めは、EF551が単独で牽いていくものだと思っていた。でも実際の列車を見て、EF64は無動なのだから、これも EF551の単独牽引で間違いではないよなぁ」と仰っていました。

図らずも「重連の定義」を勉強してしまった次第。実際には色々と面倒ですので、機関車が2輌つながっていれば「重連」と今なお表現することが多いですが、一応「次位が無動のときは、本当の意味での重連ではない」ことは心得ているつもりです。


さて、となると「重連を撮るために水上以北へ行く」理由が無くなったため、復路はまたも渋川の第一鉄橋で撮ることにしました。

電気機関車ですから、煙など考慮しなくて良し。

      [EF上越号] 1986年8月
         25日(月):EF64-1000重連
         26日(火):EF5861 + EF5889
         27日(水):EF5861 + EF5889
         28日(木):EF551 + EF641001
         29日(金):EF5861 + EF5889

2014.10.8 (終)


デゴイチよく走る!
DB 鹿 宿