8月8日の列車では20系が前 (汐留側) に連結されており、偶数日/奇数日の関係から物理的に別の編成と考えられます。ということは、2編成が使用されたうち、それぞれで20系の連結位置が異なっていた、ということでしようか。
汐留着後の編成が回送で戻ってきたところかとも考えましたが、次カットの「あさかぜ52号」の時刻から考えると、「カートレイン」は営業列車を撮影したもので間違いないようです。
このころから防災上の理由により、営業列車では下りも上りも常に20系が前に連結されるよう改められたはずで、まさに過渡期だったのかも知れません。
「常に20系が前」となってからは、なかなか拝めない「幻のテールマーク」と云われていたとか。
■1986-8-11(月) 品川 [12番線] 9012列車 (東小倉18:00→汐留10:18) 臨時特急「カートレイン」 20系 (後追い)
■1986-8-11(月) 田町 9014列車 (博多18:04→東京10:30) 臨時特急「あさかぜ52号」 20系x10 (後追い)
■1986-8-11(月) 田町 回9014列車 (「あさかぜ52号」の戻し) EF651121 + 20系x10
■1986-8-11(月) 田町 回9023列車 (「サロン〜踊り子」の送り) EF5861 + サロンエクスプレス東京
■1986-8-11(月) 田町 9023列車 (東京11:30→伊豆急下田14:26) 臨時特急「サロンエクスプレス踊り子」 EF5861
田町で撮影したカットは、どの写真にも2本以上の列車が同時に写り込んでいます。さすがは大都会・東京。
おっと、本命の「サロンエクスプレス踊り子」も危うくカブられるところだったようです。
当時この区間は、新幹線や貨物線も含めると4.5複線 (貨物線が惜しくも単線のため) となっていて、「線路が一番多い区間」とされている上野〜日暮里間に次いでいました。
でも待てよ、東京モノレールも入れれば5.5複線になるぞ・・・
2014.9.16 (終)