湧き始めた川霧
レースのカーテンのよう
そして雲に
山肌から湧く「山霧」
阿賀の傍らに暮らすものにとって、川霧など年中のことで
当たり前の景色だと思っていたのですが
ある日一人のカメラマンが
「美しくも妖しい」と絶句したところに居合わせて
恥ずかしながらその魅力に初めて気がつきました
以来注意して見ていますと
1.雪解け水で水温が低い阿賀野川に冷やされて
水面を漂うように発生する川霧(早春〜初夏)
2.雨上がり直後に湿度が高くなり
かつ無風の状態で爆発的に湧き上がる川霧(梅雨〜晩夏)
3.昼夜の気温差が大きな、よく晴れる日の早朝に湧き上がり
しばらく厚く停滞しても昼前には消えてしまう川霧(初秋〜初冬)
などが、あるようです
気象予報士ではありませんので
この現象説明が正しいものかわかりませんが
いつも霧が出る数時間前に
「霧の予感」を身体で感じる事ができるのは
この阿賀野川で産湯を使ったからでしょうか(笑)
梅雨の晴れ間を
文月のしるし